KENTARO ISHIHARA BLOG

世界のどこかでお会いしましょう!


カテゴリ: Golf Mind

2016年!!!

今日ゴルフの初打ちにi行きました。

実は11月にかなりアクロバティックな転び方をして、
指を強打してしまいまだ腫れが引かない状態です。

あろうことか、昨日カッターで指を切ってしまうアクシデントも発生!!
血が少しにじんでいる中ラウンド決行でございます。

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11月のアクシデント

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約3ヶ月で4ラウンドと殆ど月1ゴルファー状態で、
練習は全くといっていいほどしていません。

練習していないのでスコアーが出る気がしませんので
ゴルフに誘われると憂鬱な気分で嫌々(笑)行っていました。



驚く事にスコアはあまり変化が無い



この3ヶ月間の4ラウンドスコアを見てみると、

73 71 76 イーブン(13hで中止)

以前は「練習しないと下手になる」と思っていましたが、
実際には「それほど変化がない」ことがわかります。

練習しないと下手になるという思い込みが外れたことになります。

このことから「スコアが出ないのは練習ができていなから」ではなく
その他に原因があることがわかりますので、
「自分の弱点を最適化する」ことをおすすめします。


この3ヶ月の実験(笑)でわかった私なりの良いスコアーであがるこつ!?



ポーカーや投資などでは常識の、
「Risk/Reward Ratio」「odds」なんかと同じで、

「統計的に確率の高い方法」を選べば良いスコアーが出ます。



  1. 期待しない

  2. 難しいところへ落とさないこと。

  3. 難しいアプローチを残さないこと。

  4. パターも入れるというよりも寄せる。

  5. ルーティーンを同じにする



1、期待をしなければリラックスでき
「心理的ストレスが過剰にかかりません。」

2、難しいところへ落とさなければ、難しいショットやアプローチも残りませんので
「心理的ストレスが過剰にかかりません。」

3、入れようと期待しなければ「心理的ストレスが過剰にかかりません。」

「PGAのプロでも7fの距離で50%ちょっとしか入りません」ので、
「いれようと期待することの方が間違い」だとわかります。

4、「調子が良くても悪くても体調が悪くても良くても常に同じパターンで望む」と、
「上手くいかないとか、上手くいくとか余計なことを考えない」ので
「心理的ストレスが過剰にかかりません。」

「心理的ストレスが過剰にかからなければ」
「自分の今持っているパフォーマンス」を引き出すことができます。



「過剰な期待をしない」から導き出せる方程式は、
「統計的な裏付けがあり、かつ心理面を考慮」した
最適な方法だということがわかります。


以前プロになる前は「プロはものすごい技術を持っている」から
良いスコアが出ると思っていました。

従い非常に高度な技術を練習したりマスターしようと、
躍起になっていたわけですが、

海外のツアーを回って思ったのが、

「当たり前のことを当たり前にできる力がプロにはある。」

ということがわかりました。

*一流や賞金王になるようなプロはまた次元の違う話になります。


難しいロブショット打ったりとかそういうことではなく、

ゲームのような感覚でポンポンボールをカップに寄せていく・・・そんな印象です。


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私たちのように「練習が少なかったり、できない人」は
特にキーポイントになるような気がします。

今回紹介したのは、「自分の今持っているパフォーマンス」を出すことができるという方法で、
「パフォーマンスを引き上げる努力を怠らないことは必須」なのは言うまでもありません。



それでは世界のどこかでお会いしましょう!

今日レッスン中にスイングのうねりについて考えていると
はっと気がつくことがありました。

波動理論からの連想ゲームで思いついたのが、
自然界で起きている法則を数字で置き換えると、
ある数字が意識され重要視されるポイントがあります。

その重要視される(割合)パーセンテージをスイングに
当てはめたらどうかと思ったわけです。

わくわくしながら調べてみると
幾何学的アプローチですでに論文がありました。

凡人が考えることはすでにあるんですね~残念

ちなみに自分の視野を広げるために今は全然関係ないことをしています。

これも必要な回り道だと考えています。

最新技術?科学的アプローチ?



ゴルフを離れていろんなものが見えてくるようになりました。

最新技術?科学的アプローチ?
最近この言葉にも疑いを持つようになりました。

このような考えになった経緯(点)を何個か書いてみたいと思います。


  1. 不確定性原理

  2. 最新技術は最新ではなくお金が動くかどうか?

  3. トレンドは繰り返される



不確定性原理



たとえば、これは最新技術です!最新の機械です!と売り込んだり、
利用したりして「最新」をうたい文句にしている「商売」を見かけます。


ある機械でシャフトやスイングの挙動が目に見えてわかるとします。

女性でも逆撓りが多い人は硬いシャフトを使いましょう・・

これが最新です!すごいでしょ?みたいな・・・

この最新技術で「結果」を割り出すことはすばらしいと思いますが・・

大数の法則が働けばあながち間違ってはいないと思いますが
演繹的アプローチであることに違いはありません。

簡単に言うと、「昔のプロ」が経験則でレッスンをするような感じです。

演繹的アプローチでは答えは見つからないのでは?と、
先日理論家のTさんとの話でもありました。

ゴルフの真理を追究するTさんと、追求しながらもレッスンをするしがないプロの会話。哲学的な話になってしまうことがあるのですが、Tさんとは情報交換をよくさせて貰ってます。以下Tさんたぶん今の人には物理アプローチではスイングは見つからな...

Posted by Kentaro Ishihara network on 2015年11月28日


また、最新技術が果たして本当なのか?に疑問がのこります。

「実験で使う機材自体の誤差を計算に入れていない」からです。

世の中「絶対」はありえません。

1920年代には、不確定性原理で「絶対はない」と既に証明されています。

私が習った「生物力学」も、Dr Kwon氏に言わせればまだまだだそうです。
大学の研究所で使う3Dシミュレーターでさえそのレベルです。

最新技術は最新ではなくお金が動くかどうか?



あるコンピュータープログラムの勉強をしているときに知ったのですが、
今ある最新の技術やプログラムといわれる物は、80年代には既にあった・・・ということを知りました。

研究者たちは好きなように自分の研究を進めているわけですが、
そのなかで、「投資家」や「政府」の「お目にかかった物」が順に世に出て行くそうです。

「軍事的需要」や「投資家」が採用する理由はビジネスです。

特に上記のような大きなところから出てくる「お金」は莫大な物で、
研究者たちは研究を続けるためには「お金」がひつようですから、
彼らに「最新技術」をうりそれを資金にまた研究を続けます。

トレンドは繰り返される



今クラブの硬さをはかるのに「振動数」を使い、
メーカーの垣根を越えた「基準」を見いだすことができるようになりました。

振動数を絶対視する人、しない人の間では論争になることもあります。

そもそも、振動数とは何でしょう?

ギターをやったことがある人はわかると思いますが、
ギターの弦の音色を調整するのに似ています。

EBGDAEとかですね・・

それぞれの異なる長さの弦の張り具合を調整して
「音色」を揃えてやるわけです。

「ゴルフのシャフト振動数」についても同じ原理で硬さの指標を出しています。

だから「振動数」を揃えたからと言って同じように振れるわけではない!

という人が出ても反論ができないわけです。

音色は同じになるでしょうが笑

昔はシャフトの硬さをはかるのに、シャフトのバット側を固定し、
先端に同じ重さの重りをぶら下げてはかっていたこともありました。

私はこの方法が好きです。

撓り具合が大きければ柔らかく、小さければ硬いというような感じです。
全部の異なる長さのシャフトの撓り具合を揃えるのは大変ですがそろうと快感を覚えます。

あくまでも指標で便利に使えばいいわけで、
どちらも正しいと私は思いますし答えは無いと思います。

最後にもう一つ、

「フックグリップが最新」なんてのも見たことがありますが、
私はゴルフを始めてからプロになるまで「フックグリップ」でした。

試合に出ているなかで、「スクエアーグリップ」の必要を覚え変えました。

そのときの苦労を思い出すのも嫌で「5年ぐらい」かかってなおしました。

そのとき参考にしたのが陳 清波プロでした。

スクエアーグリップの代名詞ともいえるプロです。

プロの書いた本は全て読み、知り合いの台湾人プロにもお願いして、
陳 清波プロにあわせてもらう手立てもしましたが会うことはかないませんでした・・

それぐらいスクエアーグリップを研究した時期もありました。

研究を重ねていくなかで、昔は皆フックグリップで、
「スクエアーグリップが最新」というのがあり「がっかり」したのを覚えています。

結局は「強いプロやその年代を象徴するのが最新」でありトレンドでしかないと言うことです。

kentaroishihara のコピー

最近あまりゴルフについて深く考えなくなったのは、
今まで点であった物が時が経ち機が熟して
線となりつながってきて「絶対がない」という絶望感からもしれません。

あまり深く考えすぎると「哲学」になり、
「抽象度」が上がりすぎて「魂」と「体」が離れすぎてしまい
幽体離脱感からぬけだせなくなる危機を感じたからです。

それでは世界のどこかでお会いしましょう!

Every shot countsって知ってますか?



日本ではSG指数と呼ばれている物で、
各ショットを状況、距離別でPGAのデータをとり数値化していき、



その距離、状況に対してどれくらい増えたか
(Stroke Gainなので基本どれくらい増えたかですが、
マイナスに成ることもあります)を算出して、



「PGA選手ならこれぐらいで回るよ」と言うのを
計算してくれるソフトがあります。



前回生物力学でセミナーで知り合った、
Lee J.HさんのFBページで実際に数字を打ち込み
PGA選手と比べることが出来ますので試してみると面白いですね。



画像のように最初のティーショットからピンまでの距離、
セカンドの距離と打ち込んでいきます。



距離は全てヤードですが、
グリーン上はフィートなので気を付けてください。



こちらで計算することが出来ます









Every shot countsって知ってますか?日本ではSG指数と呼ばれている物で、各ショットを状況、距離別でPGAのデータをとり数値化していき、その距離、状況に対してどれくらい増えたか(Stroke Gainなので基本どれくらい増え...

Posted by Kentaro Ishihara network on 2015年9月2日



先日、学生時代からの仲で、今は社会人トップアマの友達と、
ラウンドする機会がありました。



その日は生憎の強風。



ラウンドしながら、色々な気付きやヒントを貰えたのですが、
その中で大きなヒントになったのがスピン量。



私は昔から、高スピンの為、弾道を低くすることで対応していました。



しかし、近年色色なプロと回っていると、
高弾道で低スピンに打つ人が増えてきています。



一番飛ぶ弾道ですね・・

特に「若いプロ」などにその傾向が強いと思います。



私も感化されて、高弾道にしようとロフトを増やしたり、
キャビティーバックのアイアンにしたりと進化?してきました。



もうスピンの時代ではなく、
高さで止める時代に入ってきているようです。



「200yを超高弾道で7アイアン」で平気で打ってくる時代です。

私も負けずに「時代の流れに乗ろう」としているわけですが、



相変わらずスピンは多く、普段はあまり気にしていなかったのですが、
先日、社会人トップアマの友達とラウンドしたときに、自分の球の弱さを痛感しました。



彼の球は、弾道も低いのですが、もの凄く低スピンで風に影響されないのです!!!



本人はもう少しスピンを入れたいと言っていましたが、
私にとっては羨ましい弾道でした。



これを何とかしないと行けないと考え、
「あること」を思いつきました。



次回はそのあることをラウンドで試してきましたのでレポートしたいと思います。



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PGAプロのティーショットの黄金率というのが有るんですが、
それをベースに計算してみました。



コースは自分の試合でよく使うシンガポールのラグナ。
自分用に試合戦略を練るために作りました。



赤で取り消し線が引いてあるのは、
パー3とパー5で無視して下さい。



スクリーンショット 2014-11-13 20.32.14
真ん中の太枠がPGA選手の平均比率で、
左が5%距離を落とした物で右は5%増やした物です。



このコースでは最低294y飛ばさないと、
PGA選手と同じように回れないのが分かります。



それをベースに残りの距離を算出して、
PGAのGIR(パーオン率)が60%以下に



なってしまうホールを赤に(要注意ホール)、



70%近く乗る距離を緑に(ボーナスホール)で表してみました。



5%距離を落としただけで
3ホール要注意が出ているのが分かります。



逆に5%PGA選手より飛ばすと殆どが、
ボーナスホールに化けているのが興味深いです。



この場合316yが最長で、
現在上位に来ているPGAプレーヤーであれば、



問題なく飛ばせる距離でも有り、
これだけ飛ばさないと上位に行くのが
難しい事を示唆しています。



後は、残りの距離をコースガイドと照らし合わせて、
落とし場所に障害物が無いか確かめます。



有る場合、刻めばそこは要注意ホールに変身しますので、
超えていくか刻むかを事前に決めておけば焦ることも無いでしょう。



後はグリーン上のゼロラインを調べておいて、
当日のピンポジションに合わせてのせる場所を
決めていければいいですね。



そこまで調べる時間があれば良いですが(汗)



グリーン上では、又他のデータと照らし合わせて、
バーディー出現率を調べればスコアーを大体予想できますね。



もし、5%距離を落とした最小距離よりも、
自分のティーショットが出ない場合、



このコースを攻略すること自体無謀、
一つティーグラウンドを前に
しなければいけないことが分かります。



レッスンではなぜスコアーが出ないかを、
このようなデータを元に分析することもあります。



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